IT市場が拡大する中、キャリアの選択としてITエンジニアへの転職を考えている人は年々増えています。
このページをご覧になっているあなたもきっとその中の一人ではないでしょうか?
そもそも未経験からITエンジニアへの転職は可能なのか?
結論は、「可能」です。
未経験からITエンジニアへ転職する方法については、ネット上にもたくさん情報がありますので
そちらも参考にしてもらいながら、ここでは少し掘り下げてご紹介していきたいと思います。
転職サイトから未経験OKの求人に応募する
「マイナビ転職」や「リクナビNEXT」のような転職サイトから未経験でも応募可能なITエンジニアの求人に応募してみる。
転職サイトは未経験OKのIT企業の求人もわりと多いね。
★メリット
・現職が忙しくても自分のペースで転職活動ができる。
★デメリット
・未経験OKの求人は、ほぼSES企業の求人になる。
ここで初めて「SES」というキーワードを耳にした方も多いかもしれません。
「SES」とは、System Engineer Serviceの略でSES企業はエンジニアの派遣をしている企業になります。
SESについての詳細は、自分で調べてね。
また未経験OKでもスキル無しでもOKとは限らないことも注意してください。
転職エージェントに登録する
「マイナビエージェント」や「リクナビエージェント」などの転職エージェントに登録して相談してみる。
IT業界に強い転職エージェントもあったりするね。
★メリット
・自分にマッチする求人を紹介してくれるので、転職活動にかかる時間を減らすことができる。
・アドバイザーとの面談などから自分自身見えていなかった面なども浮き彫りにできる。
「実は、そんなにITエンジニアになりたいわけでもなかった。」
「現職(前職)の職種の方がやっぱり自分には向いていそう。」…など。
★デメリット
・アドバイザーとの相性が必ずしも合うとは限らない。
・転職エージェントの場合も、未経験だと紹介される企業はSES企業が多い。
それぞれの転職エージェントの強みがあったり、アドバイザーとは相性もありあますので、1社ではなく複数登録した方が良いでしょう。
IT企業にITエンジニア以外の経験職種で転職してみる
IT企業の中には、まだ多くはないですが企業内でキャリアチェンジが可能な企業もあります。
そういった企業を見つけて、自分の経験職種で入社してITエンジニアへキャリアチェンジするという方法もあります。
営業職の経験があるなら、IT企業へまず営業職で転職してみるってことだね。
★メリット
・経験職種のため、IT企業に転職するハードルが若干低くなる。
★デメリット
・ITエンジニアまでの道のりが長くなる可能性がある。
企業自体に魅力を感じているのなら、この方法もありだね。
IT企業の中で経験業界へ転職する
今の時代、どの業界もITを導入していない業界はほぼ存在しないといっても良いでしょう。
IT企業のなかには、特定の業種、業界に特化した企業も多いです。
自分のこれまでの経験業界を専門としているIT挑戦して企業へ挑戦してみるのも一つの方法です。
食品業界の経験があるなら、フードテックの企業を狙ってみるという感じだね。
★メリット
・自分の経歴を生かせる、強みにできる。
★デメリット
・業種、業界によっては、IT企業の数が限られる。
業界を知っていることは強みになるね。
ITエンジニアへ転職するためにまずすることは?
ここまでで気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、上記にあげた方法は普通の転職活動となんら変わりありません。
そういえばそうだね…。
じゃあいったいITエンジニアへの転職はどうすればいいの?
ITエンジニアに転職するために、とりあえずプログラミングスクールに通おうとする人が多いですが、プログラミングスクールでスキルを身につけたからといってITエンジニアに転職できるとは限りません。
もちろん、ITエンジニアになるためにプログラミングスキルを身につけることは必須だと思っていいでしょう。
それよりも何よりも前に、まずもってやらなければいけないことは情報収集です。
そもそもITエンジニアとはなんぞや?
それを説明できますか?
ITエンジニアとひとまとめに言っていますが、ITエンジニアと言われるもののなかにはたくさんの種類があります。
ITエンジニアの種類については、自分で調べてね。
IT業界のこと、IT技術のことなど、ネット上にもたくさん情報はありますし、友人や知り合いにITエンジニアやIT業界の人がいれば聞いてみるのも良いでしょう。
まずここで調べたりするコトを苦痛に感じる方は、そもそもITエンジニアには向いていません。
転職活動の前に情報収集だけで頭でっかちになる必要も無いですが、晴れてITエンジニアへの転職ができたとしても、仕事を始めたあとに
「なんか思ってたんと違う…。」
とならないためにも、まず自分なりに必要最低限の情報収集をすることをおススメします。
未経験からITエンジニアへ転職の現実
未経験からITエンジニアへ転職する方法は、基本的にはSES企業への転職一択と考えていた方が良いでしょう。
ネット上などではSES企業は悪く言われがちですが、SES企業自体がエンジニアの集団ですので、企業のなかには研修制度が充実している、評価制度が整っているなどの良い点もあります。
たくさんのSES企業の中からそういった優良企業を見極めるためにも最初の情報収集を欠かさないでください。
これからITエンジニアとしてキャリアアップしていきたいと強い意欲がある方は、ファーストキャリアがSES企業という選択肢が不利になることはないでしょう。
ただSESという働き方の特性上、自身のキャリアビジョンが曖昧になりやすいので入社時に自身のキャリアビジョンはしっかりと描いていた方が良いでしょう。
「将来的にはマネージャー職に就きたい。。。」
「〇年後には自社開発の企業に転職したい。。。」
働く中でキャリアビジョンが変わっていくことはあるけど、入社時にまず描いておこう!
また、ベンチャー企業でも未経験OKの求人を出しているところもありますが、なぜ未経験OKなのかという背景をしっかりと読み取る必要があります。
未経験者歓迎としていたり若年層のみを求めている企業は、会社の色に染まりやすい人材を求めている傾向があります。
そういった企業は往々にして、ワンマン経営や完全なるトップダウンの企業体質であることも多いです。
そのため、企業やトップ層のビジョンに強く共感できないと、入社後はツライものになってしまうでしょう。
また、比較的社員が若手ばかりというようなベンチャー企業は、マネジメント層の人材が不足していたり、ロールモデルとなる上司や先輩がいない。。。ということもあったりします。
しかし、こういった企業の方が自分には合っているという人もいると思いますので、転職活動をする中で自分にはどういった会社が合っているのか、ぜひ見極めていってください。
相性は大事だよね。
また、ここまでで年齢については、言及しませんでしたが
未経験でも企業が求めるのは99%、30歳くらいまでの若手だと思ったほうが良いでしょう。
30代以上になると、未経験の場合はその人自身にプラスアルファの強みがないと厳しいのが現状です。
さっきも出てきたような、特定の業界にはかなり詳しいとかだね。
最近、「IT業界はニーズが拡大しているので、意欲があれば転職しやすい業界」などと書かれているのをよく見かけますが、いくらIT人材が不足しているとはいえ意欲だけで採用されるほど甘くはないのが現実です。
未経験からITエンジニアへ転職したいと思っている方々は
・スキルを身につけてキャリアアップしたい。
・現在の職場を辞めて転職したい。
・現状を変えたい。
など様々な理由があると思いますが
「なぜ未経験の職種に転職するのか」
これをまず自分自身の中で言語化できるようにしてみてください。
ITエンジニアへの転職に限らず、未経験職種への転職活動をするうえでこれはとても重要です。
あぷろちゃんがなぜ未経験からITエンジニアになったのかは、またの機会にね。
ITエンジニアはけっして楽な仕事ではなく大変なことの方が多い仕事ですが、やはり、やりがいを感じることができる仕事でもあります。
ぜひ未経験からITエンジニアへのチャレンジを目指す方は頑張ってくださいね!!!